歯ブラシ回収ボランティア
こんにちは、生活支援コーディネーターの佐々木です。
今回は歯ブラシメーカーライオンさんが実施している歯ブラシ回収リサイクル事業について地域の薬局と高齢住民が協力してお手伝いしているものを小説風にお届けいたします。
十月の夏に似た秋の日、ハルビ薬局を訪ねた。
歯ブラシボランティアの箱を設置してもらっているからだ。
いつもの様に薬より効力ありそうな笑顔の店長が「あ~こんにちは」と迎えてくれた。
「歯ブラシたまってる?」と私も慣れた言葉で聞くと、店長から、お薬をもらいに来た女性が歯ブラシ回収ボックスに貼ってある“みっちゃんが頑張っています”を見て、「ウチの母がこんな事やって頑張っていたんですね」と涙ぐんでたよと聞かされた。
現在“みっちゃん”は入院中だが、「80歳過ぎても自分にできる事なら」と使い古した歯ブラシを近所からかき集め回収拠点まで運ぶボランティアをしてくれていた。
人は、誰かの為にお役に立っているその気持ちが行動を起こすのだろう・・・
・・・今みっちゃんは頑張っていますリハビリに。
鈴木薬局吉野町店も協力してくれています
ここは「よこちゃんが頑張っています」
回収された歯ブラシはライオンのリサイクルプログラムによって鉢などに加工されています。