音楽療法セッション
こんにちは、アクティビティケアチーム(ACT)齋藤です。
今年初めての夏日となったこの日、ご利用者様には昔懐かしい青竹踏みをして頂きました。
青竹は、竹林から職員が切り出して作ったものを使用します。
ご利用者様の足の位置や車椅子の幅に合わせて、サイズも豊富にご用意しています。
靴を脱いで、土踏まずを青竹に押し当てていらっしゃるご利用者様。そのまま足踏みをして頂きます。
足踏み~手拍子~粗大運動…実はこちら、音楽療法のセッションでの一コマです。
寒さも薄らいできた季節、時には靴を脱いで足を開放してみましょう。足裏に刺激を与えることで全身の血行の促進を図ります。
グーパーの手を入れ替えながら行うおなじみの腕の運動は、繰り返すほどに意識と身体が一致して正確さが増し、脳トレとしても効果があります。
リズムに合わせ上肢下肢がスムーズに動いてきたところで、聴こえてくるメロディは『365歩のマーチ』です。
「歌うだけでも結構ですよ」「青竹踏みだけでも大丈夫です」「歌いながら青竹踏みにチャレンンジして下さればなお良しです!」
軽快な音楽に合わせて、それぞれのペースで応じ取り組んでくださるご利用者様。
「気持ちよかったわ」「青竹が懐かしい」と口々に感想をお聞かせくださいました。
活発に身体を動かした後は、ACT職員の独唱をお聴き頂きながらクールダウンです。
感染症対策が継続される中、こうした活動は状況により中止となる場合もあり、この日も久しぶりの開催日となりました。ご利用者様の貴重なお時間が充実したものとなるように、お帰りの際は笑顔が増えているようにと心掛けてセッションを行っています。同時に専門員の私たちの方こそが、ご利用者様から歌声や微笑みを共有させて頂き心も身体もホットになっていることを、常々実感しております。