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音楽の活動にはどんな意味があるんでしょうか?

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こんにちは、ACT小林です。

 

 

みなさんは、音楽お好きですか?

 

 

聴くのが好きな方、自分で歌いたい派、みんなで楽器の演奏を楽しみたい!など、一口に音楽が好きと言っても、その楽しみ方は千差万別。

 

 

 

私は、五葉会で音楽療法の活動を担当させていただいていますが、音楽好きなご利用者様が多く、みなさま思い思いのスタイルで、音楽と向き合われているように感じます。

 

 

例えば、“聴く”ということに注目をすると・・・

 

 

自分の好きな曲、馴染みのある曲を聴くと、脳ではアルファー波がたくさん出るようです。

アルファー波は、リラックスしている時に出る脳波です。

緊張している時に好きな曲を聴くと落ち着く、というのは、こういうことからきているのかもしれませんね。

 

また、ある研究によると、好きな曲や馴染みの曲に限らず、演歌や民謡を聴いてもアルファー波が出るんだそうです。

「演歌とか民謡なんてダサーい!」なんて言っている若い大学生でも、それらを聴いている時の脳波を測定すると、アルファー波が出ていたそうで、不思議ですよね!

音階や曲の流れ、“間”といったものが、日本人の本能にぐっとくるのかもしれません。

 

 

 

 

逆に、初めて聴く曲は、脳を活性化させるそうです。

これはなんだ?!次はどうなるんだろう?と、脳が一生懸命分析しているのかもしれません。

よく“脳トレ”なんてされている方も多いと思いますが、新しい曲を聴くだけでも、ある意味、脳トレになるのかもしれませんね☆

 

 

重度の認知症の方などは、音楽の活動に来てくださっても、歌ったり、演奏したり、という、他者から見てわかりやすい行動がとりにくくなりがちです。

「聴いているだけなんだけど・・・。」「聞こえているかもわからないんだけど・・・。」と、“せっかくやってくれているんだから、歌わないと、演奏しないと”と、ご利用者様や職員の中には、活動実施者に対して申し訳なく思ったり、気を遣ってくださったりする方もいらっしゃいます。

 

しかし、歌の活動だから歌わないといけない、なんてことはありません。

 

他の方が歌っていらっしゃるのを聴くことで、心身共にリラックスされているかもしれませんし、昔のことを回想されているかもしれません。

よーく見ると、手や足で小さくリズムをとっていらっしゃるかもしれませんし、目を動かして反応してくださっているかもしれません。

 

他の方と、同じ音楽や空間を共有することに、大きな意味があるのではないかと思います。

 

 

 

長くなってしまうので、ここでは割愛させていただきますが、みなさんが何気なく行ってくださっている“歌うこと”、“楽器を演奏すること”も、実は脳や身体の様々な機能を使った、とても高度なことなのです!

 

 

音楽療法の活動では、ご利用者様の認知的、精神的、身体的な状態などに合わせ、そういった“何気ない”ことを効果的に利用し、みなさまの機能維持や回復、改善を目指しています。

 

また、五葉会では音楽療法だけではなく、動物介在、園芸療法などの専門の職員が常駐しています。

 

集団活動の他にも、ご利用者様お一人お一人に合った方法で、様々な活動を個別活動として楽しんでいただくことができます。

 

各活動については、五葉会ブログでもちょくちょくアップされていますので、気になった方はぜひご覧になってみてくださいね♪

 

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