白いあじさい <アナベル>
こんにちは。
アクティビティケアチーム(ACT)齋藤です。
梅雨入りから約3週間、この日は数日ぶりの快晴となりました。
朝の通勤路は帽子無しでは歩けないほどの日差しですが、施設に到着すれば、日陰に吹く風の心地良さに救われます…
今日の個別活動では、ご利用者様に朝の涼しい風を感じて頂きましょう。
お庭仕事のお好きな方々に、日陰の涼しいコーナーから日向で頑張って咲いているあじさいに向けて水撒きをお願い致しました。
「お庭の水撒きは水道代が大変でしたよね。」
「いやぁ、家には井戸があったから大丈夫だったよ」
井戸水を電動で汲み上げるとうかがって驚きました。
「土がカラッカラですね!」
「葉っぱがくたびれちゃってるねぇ」
水を撒いて頂くと、湿った土の匂いが立ち昇ります。
「なんか良い匂いがするねぇ…」
「最近白いあじさいは人気があるみたいですよ」
「そうねぇ。娘の家に行った時に咲いていたね」
「大きい花だねぇ!」
「確かに。人の頭くらい…帽子くらいの大きさですね!」
「2,30本植わってますかねぇ」
「1,2,3,…15本だね」
水撒きする内に、しおれていた葉っぱが次第に生き返ってくるのが分かります。
「瑞々しくて気持ちいいですねぇ!」
「いいねぇ」
「虹が見えますか?!」
「あぁ、ホントだ!」
まるで自分が水浴びをしたかのような気持ち良さ。
水しぶきの虹をご利用者様と確認できて、なんだか嬉しいです。
ついつい日向のお花に近寄りがちになりますので、しばらく日陰に入って休憩しましょう。
遠くに見える畑を興味深くご覧になるご利用者様。
用水路を覗いたり、大きなトンボに驚いたり、農作業をされている近隣の方を労ったり。
「良い風が吹いてくるねぇ…」
「気持ち良いですねぇ…」
畑や雑木林に囲まれ広々とした景色を見渡しながら、このままずっと、のんびりお話をしていたい気持ちです。
「そういえば、この間あの辺に蛇が出て来たんですって💦」
「えぇ!?」
「あれぇ、○○さんは蛇には慣れていらっしゃるかと思いました!」
「ダメダメ~!」
「私もダメなんですよ~!」
昨日梅雨明けが発表された関東地方。見上げればすっかり夏の空です。
また次回、どなたかに水撒きをお願いに上がりたいと思います。
あじさいたちも今一度、輝いてくれますように。
アナベル (アメリカノリノキ)
北米原産のアジサイ属の植物
暑さ寒さに強く、見頃は6月から7月中旬ごろまで
白色のほかに、最近品種改良されたピンク色のアナベルもある
花言葉は「ひたむきな愛」「辛抱強い愛」