紙粘土のアロマストーン
こんにちは。
アクティビティケアチーム(ACT)齋藤です。
日中はツクツクボウシが、夜には秋の虫の声が…
お月さまの美しい季節になりました。
先月の手工芸活動の様子をお知らせします。
紙粘土を使って「アロマストーン」を製作いたしました。
最近の紙粘土はふわっと軽く、感触としては白玉粉を捏ねる作業に似ています。
白いお団子の感覚で口に運んでしまいたくなるような…そんなことにはならないように、青と白の紙粘土を混ぜて使います。
捏ねる、丸める、伸ばす…紙粘土の色がみるみる変化していきます。
「すごいねえ!」「この色で作ろうかしら」どのくらい捏ねるかでマーブルの色味が変化していき、ご利用者様の発想も刺激されているご様子です。
皆様の手際のよい慣れた手付き!丁寧に愛おしそうに“お団子”を丸めるお姿が印象的でした。
お料理やお菓子作りの腕前が無意識に発揮されているようでした。
クッキー型やタッパーなどを使って型抜きをして頂きます。
ラップの芯にカバーをつけてローラーにしています。
型抜きをしたものを土台に貼り付けます。抜型を使わずご自分で造形されるご利用者様もいらっしゃいます。
では仕上げに香り付けを。
アロマオイルや練り香水をボトルに小分けし、皆様にお好みの香りを選んで頂きます。
即決される方、じっくり選ばれる方、様々です。
「ラベンダーにはリラックス効果が」「柑橘系は集中力アップに」「バラはホルモンバランスを整えます」それぞれの香りの効用をACT職員がお伝えします。
満足そうな笑顔で写真撮影。お近くの方と作品を鑑賞し合いながら、「すてきねぇ」「あら、いい匂い」弾んだお声があちこちから聴かれます。
イメージしたものを形にしていく方、状況の変化に応じて柔軟に発想を転換される方。作品にはもちろん、制作の過程にも、皆様の個性が表れているようでした。
作品はしばらく乾燥させてから、飾りひもをつけてご利用者様のお手元にお返しいたします。
お部屋の中でも、ほんのり漂うアロマの香りをお楽しみ頂けますように。