ハンドメイドのオリジナル衣装 ~動物介在活動~
こんにちは。
アクティビティケアチーム(ACT)齋藤です。
活動準備の期間に、せっせと針仕事をする専門員が。
時節柄、ハロウィンの仮面かコスチュームでしょうか?
セラピー犬の衣装の試作だそうです
ここにリボンとボタンを付けるとのことで、市販のドッグウェアと比べると少々手が込んで着脱に手がかかるようにも思えますが…
そこには
動物介在活動ならではの、工夫と配慮が盛り込まれていることを知りました!
セラピー犬の衣装の着脱を、ご利用者様にお願いすることを目的に作られているこのドッグウェア。
誰かに“服を着せてあげる”という行為は、ご利用者様から様々な感情や記憶を呼び覚ますそうです。
手に馴染みやすいハチマキ仕様のリボンや大きめのボタンは、理学療法士のアドバイスも頂きながら、ご利用者様の手指の巧緻性や機能維持を目的に取り入れられています。
そんな思いの込められた一針一針。
「あぁ…目が…目が…」「腰がぁ…」
ちょっと一休み。
「ボタンホールはどうしよう…」思案していると、ACTの母が登場。相談に乗ってくださった末…
「やっておきましょうか?」「いえ、、、がんばります💦」ラストスパートです。気合です。
そんな様子をACTの末娘が遠くから見守ります。アットホームなひとときです。
試作も終盤のある日。
難関のボタンホールに取り掛かっています。手縫ではなかなか手ごわい様子です。黙々とチクチクと…
「出来た!」
型紙も仕様もオリジナルの一点物が完成しました。
ワンちゃんに着心地を確認してもらいましょう。
モデルは、ぼたん&あんずです。
「UP!」専門員の声がけで膝に飛び乗るところから始まります。
落ち着いてモデルを務めてくれるぼたん。
体毛が短く、リボンやボタンに巻き込まれないことが肝心です。
細身の身体にいい感じでフィットしています。
「次は私の番ね!」
双子の妹、あんずも参加。
つやつやなグレーの毛色にブルーの色味がマッチしています。
「着回しじゃなく2着作ってね、ママ!」
「色違いがいいなぁ、ママ!」
2匹の姉妹の心の声は、専門員に代弁しておきました…。
この後は、理学療法士そしてご利用者様のご意見やアドバイスをお聞きしながら、改良~完成へと向かいます。
動物介在活動でのお披露目の様子をお楽しみに。