ハワイアン・ガール (手工芸 人形制作)
7月の手工芸活動は
南の海に思いを馳せて…ご利用者様に「ハワイアン・ガール」の人形制作をして頂きました。
まずは紙粘土で顔の部分を作っていきます。
白い紙粘土に茶色の絵の具を混ぜ込んで、お肌の色が均一になるまでよく捏ねます。
おっかなびっくりなご様子で紙粘土に触れていらっしゃる方、お団子作りのように慣れた手つきで捏ねていらっしゃる方、皆様それぞれのペースでたっぷり時間を使って紙粘土の感触を楽しまれているようです。
紙粘土を丸めて人形の頭部を作ったら、次はそこに髪の毛を付けていきます。
髪色や髪型、お好みで選んで頂きます。
3つのパーツに分かれた髪の毛をバランスよく貼り付けるのはなかなか難しいと思われますが、皆様とても集中して作業に取り組んでいらっしゃいます。
お顔のシワやヨレが気になる方は、お化粧の要領で筆でチョイチョイと整えます。
「左右の長さが違うわね…」「もう少し長い三つ編みにしてほしいわ…」
ご希望ご注文に応えて、職員がヘアカットします。
「良くなったわね!」ご満足頂けて職員もホッと致しました。
目や口元も慎重に…
ここまでですっかり愛着を持ってくださっているご様子です。
それでは、この子のために衣装を選んで頂きましょう。
胸元のレイの色やドレスの色柄をじっくり確認していらっしゃる方も。
人形の足元には浜辺の砂(カラーサンド)と小さな貝殻が、真夏の海を演出しています。
では、ボンドをたっぷり使って頭部を接着して頂き
ウクレレプレイヤーの理事長のアイデア、頂きました。
おしゃれの仕上げに髪飾りを選んで頂き…
完成です。
「かわいいねぇ…!」目を細めてニッコリされるご利用者様。
「ナナコちゃんにしよう!」「マリちゃんね」中には名前を付けてくださる方も。
集合してみました。
今にもおしゃべりや歌声が聴こえてきそうな、ハワイアン・ガールズです。
「ボンドを乾かしがてら、玄関に展示させて頂きますね。」
「あら、お別れなの?早く帰って来てね…」
ご利用者様と職員とのそんなやり取りも。
実習生の学生さんも、作品の試作を経て参加してくださいました。ご利用者様の様子を見ながらサポートに入ります。
「皆様とどんなお話をすればよいでしょう…?」
学生さんのそんな心配もよそに、お口も手も活発でいらっしゃるご利用者様。
「この色が良いわ」「次はどうするの?」皆様のご要望やご質問に応えながら、テーブルを行ったり来たりよく動いてくださいました。
今回の制作も集団活動や個別活動で取り組んで頂きましたが、ご一緒する時間の中で私たち職員も色々なお話をお聞かせ頂きました。
子どもの頃の泥団子作りのお話、おさげ髪時代の思い出、ハワイ旅行のお話……楽しいひとときをありがとうございました。
ハワイアン・ガール…皆様のお近くで、可愛がって頂けますように。
アクティビティケアチーム<ACT> 齋藤