年末に思ったこと
こんにちは、見沼緑水苑特養ケアワーカーの鈴木です。
今年もあとわずかとなり、1年が経つのは早いものとつくづく感じる今日この頃です。
さて年末というと大掃除をされる方も多いと思いますが、私達介護職員もこの時期ご利用者様のお部屋の大掃除をさせていただいております。大掃除と言ってもご利用者様の衣類をはじめとする所持品の整理・整頓が中心になるのですが、あるご利用者様のところを進めているうちにこういったことがありました。持ち物には衣類はもちろんですが、他にも過去の写真や以前取り組まれておられた塗り絵や絵手紙等の作品が多数出てきたのです(ここではプライバシーの問題もあるのでお見せできなくてごめんなさい)。
人は年月が経つにつれ心身が衰えるのは否めないもので、以前はできたことが今はできなくなったということも決して珍しいことではなく、その方もお部屋で静かに休まれる時間が一日の内最も長いのが現在の状態です。しかしそれら今回発見したものを拝見するうちに「この人はこの時こんなことをしていたのか、こんな表情だったのか」と、その方の歴史を垣間見た様で、つい作業の手が止まって見入ってしまいました。
やはり人にもそれぞれの歴史があり、それを知ることも良いケアを行う上でのヒントにもなるのではと、漠然とですが感じました。
もうすぐ2024年がはじまります。新しい年には皆様にどんな「歴史」が刻まれるでしょうか。