手工芸:ハートのストリングアート♡
少し前の話になってしまいますが、先月の2月14日はバレンタインデーでした。
みなさんは誰かにチョコレートやプレゼントなど渡されましたか?
本命だとか義理だとか、バレンタインのチョコ問題についてはいろいろな意見が飛び交っていますが、恋人ではなくても、日頃お世話になっている人に感謝を伝えられるよい機会にもなっているなぁと、個人的には感じます。いつもありがたいなぁと感じてはいても、改めて「ありがとう」を伝えるのはなんだか今更感があって言いにくい・・・、なんていうときはありませんか?
愛情も然り。
というわけで2月の手工芸は、ご利用者様の愛をハート♡に込めていただこうと考案した「ハートのストリングアート」。
ストリングアートというのは、木の板に釘を打ち込み、釘に糸を引っ掛けて模様を作る作品です。
結婚式のウェルカムボードや、カフェのインテリアなどにもよく使われています。
自分が作りたい形になるように釘を打ち込み、点つなぎのように糸を掛けていく方法もあれば、思い描く形の外枠だけ釘を打ち、その形の内側に、自由な順番や方向で糸を掛けていき、模様を作っていく方法もあります。
今回の手工芸は後者の方法で行いました。
みなさんの“愛”がどんな模様で表現されたのか、早速見てみましょう♪
こちらは活動前の準備風景。
日向ぼっこをしながら、ひたすら釘を打ち込みます。
トントントントン・・・何屋さんなのかしら・・・夜中にやっていたら怖いですよね(;・∀・)
ちなみにこの美しい木の板は、理事長が電動のこぎりで綺麗に切ってくださいました☆
釘打ちも結構大変でしたが、さすがに自力で何十枚もの板を切り出すのは腕がどうにかなってしまうので・・・。理事長ありがとうございました!!
さあ、いよいよ活動の日。
お好きな色のレース糸を選んでいただき、模様を作っていただきます。
職員からは特に順番などはお伝えしておらず、ほとんどの方が自由に、思い描く模様にするためにはどうすればよいか考えながら糸掛けを行ってくださいました。
麻痺があったり、手が動かしにくかったりする方でも、木の板をテーブルに固定することで、板をおさえる負担が減るため、ご自身で糸掛けを行っていただくことができました。
ちょっとした工夫で、ご自分の好みのデザインに仕上げていただくことができ、“自分でできた!”という自信にもつながりますね(*^^*)
さて、ハートができたらあとは飾り付けです。
大きなリボンをつけて
マスキングテープやハートの飾り、「LOVE」という文字を、お好きな場所につけていただきます。
少し意外だったことは、「LOVE」という言葉をご存知で読める方が何人もいらっしゃったこと。
ご高齢の方だとあまり馴染みのない言葉かと先入観を持ってしまっていましたが、見事に打ち砕かれました!
きっとみなさんいろんな経験をされてきたんですね♡♡
そうこうしているうちに、作品が完成しました!
おひとりおひとりの愛がこめられた、とても素敵な作品に仕上がりました(*^▽^*)
作品完成後は、みなさんで恋バナを・・・♡
初恋やバレンタインの思い出など、普段はちょっと恥ずかしくて話しにくい話題も、このような場だと打ち解けて話せるものですね。
そのたびに「キャー♡」、「素敵!」といったドキドキワクワクしたお声が響きました。
みなさんの作品は、緑水苑指扇の1Fに展示しておりますので、ご来苑の際にはぜひご覧くださいね!
ACT/小林