指扇・美術部レポート
みなさんこんにちは。ACT/小林です。
桜、散っちゃいましたね・・・。
桜好きの私にとっては淋しい限りですが、花に変わって新緑がみずみずしくわたしたちの目を楽しませてくれますね。
今日は、まだ桜が満開だった頃、ご利用者様と近所に絵を描きに行ったときの様子をレポートします。
当施設にある『せらっぴの丘』。
季節ごとに色とりどりの花が咲き、私たちの心を癒してくれるのですが、前年ながら“THE 桜”のソメイヨシノはないんです・・・。
そのため、今回は施設近隣の桜の木がある場所まで足を延ばします。
ありました!美しい!
この日は暖かく、絶好の描画日和です。
「どこで描きますか?」
同じ桜でも、見る角度によって風景はがらりと変わります。
「こちらから見ると桜全体が見えて、あちらから見ると菜の花も麗に見えますが、桜の前に別の木が立っていて邪魔でしょうか・・・。」
「見たとおりに描く必要はないのよ。」
「なるほど!」
確かに写真ではないのですから、描かなくていいと思ったものは描かなければ、自分の思った作品に近づけることができますね!
ということで、場所も決まりいよいよ制作開始。
描き始めると、聞こえるのは鳥のさえずりのみ。
大きな道路もないので、静かに落ち着いて絵に集中できますね。
お散歩中の近隣住民さんも、「あらあ、素敵ですね!」とお声掛けくださいます。
鉛筆での線描きが終わり、彩色に入ります。
なんだか命が吹き込まれていくようです。
もうすぐお昼の時間、おなかがすいてきた頃に・・・
完成しました!
ご本人様曰く、もう少しこう描きたかった・・・という部分もあるそうです。
お上手な方でも、これで満足!ということはきっとないのでしょうね。
描いていただいた作品は、緑水苑指扇の玄関に展示させていただきました。
以前までは、昨年初夏に描いていただいた絵を飾っていましたが、気持ちも新たにリニューアルさせていただきました!
ご来苑の際はぜひご覧ください。