指扇 音楽療法①
こんにちは。ACTの齋藤です。
先日は午前中に3階いちょう・かえでユニットのご利用者様を対象とした音楽療法のセッションを行いました。
季節の歌で喉を温めた後は、シャンソン「知りたくないの」を歌いました。歌い手の菅原洋一さんは87歳の誕生日を迎えた現役歌手です。
メロディを流しながらその顔写真をお見せすると、皆様も驚かれていらっしゃいました。
写真・歌詞・歌手の名前…思い出せそうで思い出せない、喉まで出かかっている事柄が、メロディを聴いたとたん、芋づる式にスーッと
出てくる快感。その歌を聴いていた当時の思い出も蘇り、語り合いたくなる…歌う事・聴く事が回想を促します。音楽療法士が
聞き手となりまた仲介者となってお一人の発言を受け止め、それをその場の皆様と共有する…セッションでは、そんなひとときも
お楽しみ頂ければと思っております。
さて終盤では、美空ひばりの「真っ赤な太陽」の楽器活動を行いました。
今回はご利用者様のタンバリン・鈴の演奏に、音楽療法士のユーフォニアムが加わったアンサンブルです。ユーフォニアムの豊かな響きに包まれて、ご利用者様が後打ちのリズムをテンポに乗って刻む…演奏中の高揚した皆様のお顔が素敵でした。