ポンポン水族館
こんにちは、ACT齋藤です。
さざんかさざんか咲いた道♪♪ 秋も深まって参りました。
温もりのある素材をということで、先日は毛糸を使った手工芸を行いました。
まずは見本をご紹介。「これは…さて何でしょうか?!」
「フクロウ?」「でも、貝殻があるから違うんじゃない??」「フグ?」
はい、フグの仲間のハリセンボンです。
怒ったり驚いたりするとまん丸く膨らんでハリを逆立てるお魚です。
はじめに毛糸のポンポン作りです。皆様にはボール紙に毛糸を巻き付けて頂きます。一巻き一巻き、皆様とても丁寧に作業をしてくださいます。50回程巻いて終了、後は職員がバトンタッチさせて頂きます。ハサミで丸い形に毛糸を切り揃え、ポンポンになります。
その間皆様には、紙粘土の台座を作って頂きます。
慣れた手つきでお団子にされる方、どんどん大きく広げていかれる方、細く伸ばしていかれる方、皆様思い思いに紙粘土を捏ねて柔らかい感触を楽しんでいらっしゃいました。捏ねた紙粘土はペットボトルのキャップに押し込めて、子ハリセンボンの台座にします。
次に貝殻やスパンコールのヒトデをディスプレイ。
サンゴはモールとビーズで作ってあります。
海底をイメージしながら、小さなパーツを一つずつボンドで付けていきます。
丸く仕上がったポンポンをお渡しして、今度は皆様にハリセンボンの形にして頂きます。
目玉の位置に悩みながら…尾ひれも付けていくと…だんだん愛着が湧いてくるものなのですね。
「あらー!」「かわいい!」一匹ずつ表情の違う、個性豊かなハリセンボン達が生まれました。
出来上がったハリセンボンを透明カップに取り付けます。小魚の群れも見えますでしょうか?
糸巻き・粘土細工・ボンド付け、片方の手でも少しのサポートで十分作業が可能です。
手指の巧緻性の維持向上と個性の表現に繋がる活動になった事と思います。
完成後は皆様で作品を鑑賞し合いながら、それぞれの工夫を褒め合ったり楽しんだりと、会話も弾んでいました。
指扇1階のエレベーター前では、ユニークで可愛いハリセンボンの親子(夫婦?)が、パッチリお目々でお出迎えをしています。