五月の音楽療法
こんにちは。
アクティビティケアチーム(ACT)齋藤です。
こちらは楽器の確認をしています。
イスではなく楽器です。
『カホン』という南米発祥の楽器です(スペイン語で『箱』!)。
この日のセッションでは、カホンを鳴らしながら音楽療法士が歌い始めます。
♪大きな帆を立てて~あなたの手を引いて~
そこにご利用者様のマラカス・鈴・フラッパーカスタネットが加わります。
今回初お披露目のカホン。サンバのリズムが冴えています。電子ピアノの他、サンバベルやギロ、カウベルも加わり、セッションは徐々にぎやかになっていきます。
初めてお聴きになる曲ではあっても、ノリの良い皆様は身体で音楽を感じていらっしゃいます。
楽器で自然にリズムを取ったり、覚えたばかりのフレーズを口ずさんだり、踊るような手の動きで楽しさを表してくださったり。そんな高揚感や一体感を受けて、私たちも更にテンションが上がります。
♪あなたに会えた幸せ感じて 風になりたい…
五月の音楽療法活動では『母の日』の感謝の気持ちを込めて、活動時間内にミニコンサートのコーナーを設けました。
指扇・見沼・与野の各施設にて、『風になりたい』のほか、フルート・クラリネット・歌・ピアノそれぞれの独奏やアンサンブルをお聴き頂き、ご利用者様への演奏の贈り物とさせて頂きました。
(コロナ対策で演奏者はフェイスシールドを着用しています。)
ご利用者様と息を合わせて音楽を共有できる、こんな喜びを日常的に頂いている私たち専門員です。
ご利用者様お一人お一人に寄り添う音楽療法を深めて行くこと、そして心に届く音を奏でることの大切さを、折に触れてご利用者様から教えられています。
八十八夜の茶摘みから始まり、端午の節句・母の日・田植え…季節の風物に彩られ、五月は歌もよりどりみどりでした。
来月のセッションもどうぞお楽しみに…。