指扇のひな祭り
みなさんこんにちは。
ACT/小林です。
指扇の周りでは、うぐいすが発声練習を始めています。
あの歌声を聴くと、「あーもうちょっと!頑張れ!」「あ、鳴けた♪」と、私もなんだか元気をもらいます。
さて、指扇では2月末から今月初めにかけて、ひな祭りの写真撮影会を行いました。
指扇には、40年以上の歴史のある素敵なひな人形があります。
ご家族様の中には、ご面会にお越しくださった際に、ガラス越しにひな人形をご覧になられた方もいらっしゃるのでは?
毎年この時期にはひな壇の前でご利用者様のお写真をお撮りするのが恒例行事になっています。
このひな壇、毎年私たちアクティビティケアチームが設置しているのですが、触るだけでもとても緊張します!
なにせ年代物のひな人形ですから、うっかり!なんてことのないように、みんなで慎重に慎重にお出ししていきます・・・。
毛氈の敷き方や、細々したお道具の置き場所、「この槍って誰が持ってるんだけ・・・?」と、みんなで記憶をたどりながら徐々にひな壇が完成していきます。
全部設置するまでに2時間の大仕事です。
でも、ひな人形を楽しみに、わざわざお部屋から何度も見に来てくださるご利用者様も。
喜んでくださるお顔を見ると、頑張って出した甲斐があったなあと、感慨深い気持ちになります。
話がかなり脱線してしまいました。
撮影会のお話でしたね!
撮影の日は、ご利用者様も紅をさし、晴れ着を着ていただきます。
「口紅なんて久しぶり!」
カメラに向けてくださる表情がいつもより艶やかに感じます。
着物は職員さんから寄付してもらったものです。
娘さんの七五三のときのものや、親戚から譲り受けたもの。
こちらもそれぞれ思い出の詰まった大事な着物ですね。
「どれにしようか迷っちゃうわ!」
「私は断然、黄色ね。」
うきうきとした雰囲気が伝わってきます。
「撮りますよー!」
「あれっ?!ちょっと表情が硬いですねー。緊張されてますか?」
「そっ、そんなことないわよ。」
なんて会話をしているうちに、少しずつ素敵な笑顔が見られるようになります。
凄腕カメラマンの理事長の眼差しも、真剣そのものです!
お内裏様も♪
久々にユニットのみなさんで集合写真も撮らせていただきました。
なんて艶やかなお姿!
ひな祭りの日までご利用者様を笑顔にしてくれたひな人形も、今年のお仕事を終え、また来年までお休みです。
この日はご利用者様も片づけを手伝ってくださいました。
今年もありがとうございました。お疲れ様でした。