歌の歌詞、どれくらい覚えてますか?
みなさんこんにちは♪
ACT小林です。
みなさんは、歌の歌詞ってどれくらい覚えていますか?
小さい頃に家族が歌っているのを聴いていて知らないうちに覚えていたり、幼稚園や学校で習った歌だったり、青春時代に夢中になった歌だったり。
きっとたくさんの歌を耳にされていると思います。
では、それらの歌の歌詞は・・・?
サビの部分、印象に残っている部分だけとか、ちゃんと思い出してみるとけっこううろ覚えじゃないでしょうか?
少なくとも私はそうです(-_-;)
そんな私がいつも音楽の活動をご一緒させていただいているご利用者様の中には、何も見ないでスラスラと歌詞が出てくる方が多くいらっしゃいます。
1番だけではなく、2番、3番の歌詞もバッチリ☆という方も!
驚異の記憶力に脱帽です。
その歌をとても大切に思われていることが伝わってきて、なんだか心があたたかくなります。
歌詞を覚えているということは、記憶力をしっかり維持されていることがわかると同時に、「私ちゃんと覚えてた!」という自信、自己効力感につながります。
そして、加齢や何らかの病気などでそれを忘れてしまうようになったとき。
その時こそ、私たち職員の出番なのではないかと思います。
忘れがちになったことに気がついて不安を感じている方がいたら、どのように接するのか。
「大丈夫ですよ。」「気にすることないですよ。」とお声掛けする?
歌詞カードを作る?
何かヒントになるものなどを使って思い出していただく?
不安になるから歌はもう歌わない?
一緒に歌う?
歌詞を書いてみる?
ご自分で新しい歌詞を作ってみる?
気分を一新して他のことをしてみる?
ご利用者様によって、最適な対応は様々だと思います。
みなさんが介護現場の職員だとしたら、どんなことをするでしょうか。
高齢者に優しい楽器 ピアノ
見沼緑水苑 特養 岩崎英樹
ピアノは指で鍵盤を叩けばとりあえず音がでます。
弦楽器や管楽器では音を出すだけで大変です。
演奏する時は重すぎるがゆえに、抱えたり持ち上げる必要がありません。
床に置いて演奏できます。又、自分で演奏会場まで運ぶ必要もありません。
口は使わないので、演奏に合わせて歌うことができます。
菅楽器では絶対に無理ですよね。
これらのことから、ピアノは高齢者に優しい楽器といえるでしょう。
見沼緑水苑にも3階ホールの目立たない場所にひっそりと
ヤマハのアップライトのピアノが置いてあります。
だれもかまってあげないので、皆さんが食堂へ行った時に、
こっそり左手でコード(和音)、右手でメロデイを弾いてみました。
おーツ、結構楽しいかもしれない!
子供のころ大嫌いだったヤマハ音楽教室で習ったことが、
半世紀以上もたって役にたつとは!自分に感動です。
いつか大宮アルシェの前にあるストリートピアノ(ヤマハのグランドピアノ)で
ビートルズのヘイ・ジュードを演奏してみるのも悪くないかも。誰か背中を押して!
(文中数回ヤマハがでてきますが、ヤマハの宣伝とは全く関係ありません)
母の日のセッション
5月の大切な行事、母の日。
今月の音楽療法セッションは、日頃の感謝を音楽に込めてご利用者様方にお贈りいたします。
苑庭のバラでお出迎え。香りもお楽しみください…
♪母さんの肩をたたきましょう…
歌いながらの肩たたきをさせて頂きました。
「気持ちいいよ」「もっと強くてもいいよ」
ニッコリと喜んでくださっている表情に、胸が熱くなります。
季節の歌や手遊びでウォーミングアップをした後は
ジャンベとギロの登場です。リズムに合わせてダンスの練習を…
それではサンバ棒を持って頂き、『マツケンサンバ』でリフレッシュ!上肢・下肢の体操です。
梅雨空曇り空でも、心はカラッと晴れやかに。
ちなみに都内では期間限定『マツケンサンバカフェ』がオープン、2004年以来のブームが再来しているそうです。
母の日コンサートのコーナーでは、映画音楽メドレーを職員の独唱とフルート、ピアノのアンサンブルで聴いて頂きました
『風と共に去りぬ』『ゴッドファーザー』『王様と私』の3曲です。
「何度も観たわ」と仰る方もいらっしゃいます。主演のヴィヴィアン・リーは当時の若い女性の憧れだったかもしれません。
名作には名曲ありき。映画をご存じなくても、印象的で魅力的なメロディには聴き覚えのあるという方も。
職員がミュージカルナンバーを歌いながらカゴから楽器を取り出すと
ご利用者様はあうんの呼吸で受け取られ、リズムに合わせて楽器を鳴らされ、いつの間にか合奏になっています。
またある時には
童謡『七つの子』をお聴き頂きました。
子どもの頃に何気なく親しんでいた童謡は、時を経て深く心に染み入りますね。
じっくり聴き入ってくださる方、一緒に口ずさんでくださる方…それぞれの味わい方をされながらも、懐かしさを共有されているようなひとときでした。
ご利用者様の喜ぶお顔や驚くお顔を思い浮かべながら、梅雨から夏の季節、心にも身体にも効くセッションをお届けしていきたいと思います。
アクティビティケアチーム〈ACT 〉齋藤
ピアノの調律をしていただきました♪
新緑の美しい季節になってきましたね。
何をするにも気持ちの良い今日この頃。
この日は4年ぶりに来ていただきました!
ピアノの調律師さんに♪
緑水苑指扇の1Fエントランスには、大きなグランドピアノがあります。
理事長の奥様が昔弾いていらっしゃり、施設が開設された際に寄贈してくださいました。
行事やミニコンサート、ご利用者様との個別活動など、様々な場面で使用されています。
施設にお越しくださったことがあれば、「あ、あのピアノか。」と記憶にある方もいらっしゃるのでは・・・?
しかし、ここ最近はコロナ禍ということで、人がたくさん集まっての演奏会などを開催することができず、出番が少なくなっていました・・・。
そして出番が少ないということは、ピアノの調律もまた後回し・・・となってしまい早4年。
使用頻度が少ないことや、玄関近くで湿気の多い場所にあることもあり、音もかなり狂ってしまっていました。
そんなピアノにとって調律師さんは救世主のような存在☆
やっと来てくれたのね♡
一音一音、耳で確かめながら、丁寧に音程や音色を直してくださっていました。
一階全体に、ポーン、ポーン♪と、だんだんといい音に変化していくピアノの音色が響き渡ります。
楽器の中や外側もピカピカに掃除していただき、ピアノはかつての輝きを取り戻しました☆
調律師さんと記念撮影!
試し弾きさせていただくと、こんな私が弾いてもとっても丸みのある綺麗な音色が♪
私急に上手くなっちゃったのかな?と勘違いしてしまうくらい(笑)。
ピアノは弾かないとどんどん音が悪い方に戻っていってしまうらしく、たくさん弾いて、良い音をキープしていきたいですね!
これから多くのご利用者様に、素敵な音楽を届けていこうね♪
ACT/小林
火曜日のACT(アクト)
4月も中旬となり桜から藤へ…花の景色も移り変わる季節となりました。
緑水苑指扇に常駐しているACT:アクティビティケアチームですが、デスクワークの時間には、各部署との連絡や打ち合わせ、サービス計画書の読み込みや、活動の計画・活動報告の作成、そして今の時期は手工芸の準備や試作等々、スタッフが各自の業務を行っています。
夏日となったある日の午後、アクトスタッフが緑水苑与野に向かう準備を始めます。
この日は与野4階・2階のご利用者様を対象に、それぞれ動物介在・音楽療法の活動が同時開催されます。
犬たちもお出かけ前の支度を整えます。
前日にはシャンプー完了、出発直前にはお手洗いもしっかり済ませ、ゲージの中で静かに待機です。
この日は理事長も愛犬と共に同行されます。
音楽班は…リズム体操の動きを確認中の様子。
人間5人と犬5頭…スタッフ全員乗車しました。
では、与野の皆様の元へ、行って参ります!
ACT<アクティビティケアチーム> 齋藤
春の出会い
さくらの花のつぼみも日ごとにほころび、足元にはタンポポやオオイヌフグリの花が。
袴姿の女子学生もちらほら見かけ…
心浮き立つ季節となりました。
音楽療法のセッションも季節に合わせて模様替えです。
ご利用者様がお運びくださったとたんに春を感じて頂けるように、視覚から聴覚から明るさと温かさをお届けします。
弥生三月。たくさんの花が咲き、樹々が芽吹くこの季節、春を歌った歌も色とりどり選り取り見取りです。あれもご紹介したい、これも歌って頂きたい…曲目を絞るのも一苦労です。
『早春賦』に『うれしいひな祭り』『北国の春』は常連です。門出の歌の『仰げば尊し』は皆さんの一体感が感じられる大切な曲です。思いがけず『卒業写真』では、皆様の息の合ったミュージックベルの演奏を聴かせて頂きました。『いい日旅立ち』『また逢う日まで』、送別会の宴会気分で『お座敷小唄』などなど…
ある日のセッションでは、金管楽器の飛び入り演奏がありました。
『アルプスの少女ハイジ』のオープニング曲と共に現れたのは…なんと、動物専門学校の学生さんです。動物介在活動の実習の合間に、特技を生かして音楽療法のセッションにも参加してくださいました。
「この楽器をご存知ですか?」
「トロンボーン?」
「おぉー!」
なかなかお目にかかれない楽器ですよね。
まずはトロンボーンの音量に圧倒されるご利用者様。
勇壮な立ち姿に目が釘づけのご様子です。
やがてその温かく雄々しい音色に包まれ、ある方は心地よさそうに、ある方は感極まって。
ダイレクトに感じられる息遣いは、ある時は深く、ある時は軽快に、ご利用者様を音楽に引き込んでいきます。
皆様には、歌で、合奏で、貴重なトロンボーンとのアンサンブルを体験して頂きました。
言葉の要らないその一体感の中で、学生さんにも感じて頂けるものがあったようです。
「ちょっと触らせて」「娘が同じ楽器をやっていて思い出すよ」
活動終了後も、ご利用者様が集まっていらっしゃりお話が弾みます。
生き生きと高揚された表情を見せて頂けて、私たち職員にとっても嬉しいひとときとなりました。
心に残る素敵な出会いと素敵な音楽に感謝です。
(アクティビティケアチーム<ACT> 齋藤)
新春ミニコンサート
新しい年を迎え、お正月気分からだんだんと通常モードに戻りつつある今日この頃・・・。
ACT/小林です。
みなさま、今年もよろしくお願い致します☆
年末年始は音楽番組が目白押しでしたね!
『第九』の演奏会、レコード大賞、紅白歌合戦、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート・・・他にもたくさんあったかと思います。
みなさんはどれかご覧になりましたか?
今年のお正月は、ご利用者様にもお正月のおめでたい雰囲気を感じて頂きたいなあと思い、テレビ番組に対抗し『新春ミニコンサート in 緑水苑指扇』を開催しました♪
普段の音楽療法の活動では、幅広いニーズに対応するため、選曲が童謡・唱歌、歌謡曲に偏りがちです。
「クラシックとかジャズも好きだから聴いてみたいなあ~。」というご要望もいただくことがあり、今回は“どこかで聴いたことがあるクラシック”をメインに選曲してみました。
今回は、感染対策も兼ね、特に音楽やクラシックなどがお好きな方に限定してお招きしました。
演奏は、音楽療法専門員の二人で。
ご利用者様の期待がよいプレッシャーになりました(笑)。
演奏者はフェイスシールドを着用し、ご利用者様との距離を取る、ご利用者様にもマスクの着用をお願いするなど、感染対策もとらせていただきました。
『愛のあいさつ』はピアノの連弾で。
曲に合わせて気持ちよさそうに首を振ってくださっていました。
曲紹介に「知ってる知ってる!」とお答えくださる方も。
『歌の翼に』、マスカーニ作曲の『アヴェマリア』は声楽の演奏でお聴きいただきました。
よくCMやテレビ番組で流れている曲ですよね!
一緒にハミングしてくださる方も♪
『愛の賛歌』、『枯葉』、どちらもシャンソンで有名な曲ですね。
こちらはピアノの演奏で♪
思わず一緒に口ずさんじゃうわ。
演奏後にご利用者様がくださるあたたかい拍手は、何よりの宝物です!
ありがとうございました。
みなさまのお気遣い(?)からかアンコールまでいただき、ありがたいことです。
感染予防のため、たくさんの方をお呼びする演奏会はまだ難しい状況ですが、少しでもご利用者様のニーズにお応えできるよう、これからも様々な活動を企画していきたいと思います♪
久しぶりのカラオケ♪
みなさんはカラオケお好きですか?
自分の十八番の曲を大熱唱、他の人とデュエット、高得点をたたき出してみる、みんなで懐かしの曲を大合唱、いろいろな楽しみ方がありますね♪
あのマイクを握るだけで、なんだか自分がすごく上手くなったような気がして、気持ちよく歌えるのが不思議です!
しかし、コロナが流行り出してからはカラオケもだいぶご無沙汰・・・という方も多いのではないでしょうか。
ご利用者様の中にも「よく友だちとカラオケ行ってたんだよね。」「〇〇の曲はよく歌ってたわ。」と、カラオケの話をしてくださる方がいらっしゃいます。
緑水苑指扇では、定期的な集団活動や個別活動で音楽療法を行っています。
その中ではもちろん、歌唱していただく場面もあるのですが、
ピアノ伴奏だけでは、カラオケ独特の原曲に近い音色や雰囲気を出すことが難しい場合もあります。
他にも、マイクを持ち、それを通して自分の声が大きく聞こえてくる気持ちよさ、端末で曲を選んだり、テレビ画面に歌詞が現れては消えていったり・・・といったことも、カラオケならではの楽しさですよね☆
なんとかカラオケを楽しんでいただきたい・・・
ずっとそう思っていたら、機材が来ちゃいました!お試しですが(;’∀’)
「マイクを持つなんて久しぶりで緊張しちゃうな。」
歌声を聞きつけて、お客様も来てくださいましたよ!
マスク着用、マイクの消毒、距離をとるなど、もちろん感染対策はしっかり行った状態で☆
初めはなかなかマイクで声を拾えなかったのですが、歌い進めていくうちに少しずつ良いお声が響いてくるようになりました。
発声や、マイクの持ち方のコツを思い出されたのではないでしょうか。
これまでも、お得意の歌を定期的に練習されていたのですが、なんと今回初お披露目の曲も歌唱してくださいました。
「〇〇さん、女性歌手の歌もお上手なんですね!」
「この題名初めて見たのですが、何と読むのですか?」
「これは『くずりゅうがわ』って読むんだよ。ちょっと歌ってみるか。」
恥ずかしながら、漢字の読み方を教えていただく場面も(;・∀・)
コロナ第8波の不安もある今日この頃ですが、感染対策を行いながら、多くの方にカラオケの楽しさを思い出していただきたいと思います♪
ACT/小林
見沼緑水苑 ACT体験会 昼食会のお知らせ
皆さん、こんにちは。
見沼緑水苑生活相談員の川村です。
この度、五葉会の特別養護老人ホーム3施設で施設体験&見学会を開催することになりました。
【日程】
緑水苑指扇 11/30(水)
見沼緑水苑 12/12(月)
緑水苑与野 12/20(火)
11:00~12:00 体験
12:00~ 昼食試食会
五葉会のウリであるアクティビティケアチーム(ACT アクト)の活動内容をご紹介させて頂き、
実際に動物介在療法や園芸療法、音楽療法などにご参加頂けます。
無料昼食試食会も予定しておりますので、施設の美味しい食事を是非、お召し上がり下さい。
また、昼食後に相談会も行いますので、介護についての悩み事やご相談、入所についての説明等、
対応させて頂きます。
定員は先着20名になりますので、お早めにお申し込み下さい。
見沼緑水苑の締め切りは、12/6(火)です。
多くの方のご参加をお待ちしております。
ご不明な点などありましたら、お問い合わせください。
見沼緑水苑 048-680-3711 関口・川村
引き出される力
こんにちは。
アクティビティケアチーム(ACT)齋藤です。
晩秋の苑の庭は、落ち着きの中にも華やぎがあります。
メダカやバッタが日向ぼっこする小春日和。
室内では音楽療法のセッションが行われます。
季節を感じて頂けるように、この日は「祭りの秋」「スポーツの秋」がテーマでした。
『村まつり』の曲が流れる中、自由に風車を回して頂きます。
お祭りの露店で、綿あめやお面のそばで売られていましたっけ。手に持って走って回したりもしましたね。
ご利用者様は何度も息を吹きかけてくださり、くるくると回る風車にニッコリ笑顔も見られます。
風車に狙いを定めた深い呼吸は、心と身体の活性化に繋がります。このあとのプログラムにもオープンマインドで取り組んで頂けますように。
お祭りと言えばお化け屋敷や見世物小屋??…「あったわねぇ」「入ったことはないけど」写真をご覧になりながら、ご利用者様方がお話しくださいます。
「金魚すくい!」「綿菓子!」もう何年も行っていないなぁ…と私自身もふと思いながら、皆様とご一緒に写真を眺めています。
「赤あげて」「白あげて」…『旗あげ体操』は、ご利用者様のお得意のプログラムの一つです。
日頃おっとりとおしとやかな方々が、ゆったりと構えながらも緊張感を持って挑んでくださるご様子が伝わってきます。リズムを感じながら紅白の棒を上げ下げしてくださいます。
「赤あげないで~白あげない」ちょっとやそっとでは、引っかかってくださいません。皆様の学生時代の体操着姿が目に浮かぶような、そんな一体感や活気が感じられます。
この季節、皆様とご一緒に歌いたい歌・ご覧頂きたい風物がたくさんあります。
お部屋の外でも中でも季節の移ろいを感じて頂けるように、そんな活動をご提供できるように、自分自身の感覚を磨いておきたいと思います。