だから介護は辞められない!
こんにちは、見沼緑水苑居宅介護支援の藤﨑です。
私ごとですが、思い起こせば、介護の世界に足を踏み入れたのが、平成2年2月21日に訪問入浴の仕事を始めたことが、私のルーツとなります。介護保険がスタートしたのが、2000年(平成12年)ですから、10年間は措置制度時代。2000年以前は、「措置制度」と呼ばれる行政サービスが介護の中心でした。
福祉サービスを必要としている人が、きちんと利用条件を満たしていて、本当にサービスが必要なのかを自治体が判断し、利用者が希望しているサービスの利用可否を決定するという制度です。つまり、利用者本人にサービスの選択の自由はなく「行政が権限を持ち、福祉サービス提供を決定する。」というものでした。
その頃の話ですが、老夫婦のご主人様が寝たきりの為、ご自宅訪問した時、台所にピカピカの羽釜があり、買ったんですか?と聞いたところ、もう50年使っていると言われ、驚きました。「おじいちゃんがこれで炊くのが好きだから・・。」と50年間羽釜でごはんを炊いているらしく、「娘や息子達に危ないからと、電子釜を買ってくれるんだけど。」と、指さしたところには、電子釜が3つ箱に入ったまま。ご主人は重度の認知症で、言葉がしゃべれません。介護も大変だと思いましたが、何よりしあわせの記憶が支えているんだなぁ~と感じ、こういう夫婦になれたらと、思ったことを思い出します。
こういう出会いがいっぱいあるので、介護は辞められません❣
6月の音楽療法
こんにちは。ACT齋藤です。
梅雨といえば…こんな生き物たちが元気になる季節ですね。
先日の音楽療法の時間には、カエルの鳴き声をご利用者様に聴いて頂こうと、ある楽器を用意しました。
フロッグ・ギロという東南アジアの楽器で、魔除けに使われていたそうです。
背中の突起を棒でこすると、コロロロ…コロロロ…という音色が。
ご利用者様は「??カエル…?!」良かった、カエルの鳴き声に聴こえたようです。
そんな導入から始まり、脳トレ、楽器活動、身体活動等、ご利用者様の機能維持や心身の活性化を目的としたセッションが行われます。季節の歌や懐かしのメロディに合わせてプログラムが進行します。
そして本日の1曲。ジューンブライドにちなんで『瀬戸の花嫁』を皆様に歌って頂きました。
歌手の写真をお見せしながら「美人ですよね。お好きですか?」とお尋ねすると「う~ん、嫌いじゃないねぇ」とご利用者様。ご利用者様同士の和やかな会話も聞かれます。
最後はピアノの静かな音色で『故郷』を聴きながら、深呼吸で息を整えクールダウン。この日の4階での活動は終了です。
ご参加前には不穏なご様子だったご利用者様が、こうして集まって音楽に触れ、歌ったり身体を動かしたりするうちに、お口が滑らかに、お顔も晴れやかに…。気持ちを発散できるひとときの大切さと音楽の懐の深さを、ご利用者様から学ぶ日々です。
感染症対策が必須となってから早1年半。音楽療法のセッションでは、飛沫対策や換気、配付楽器等の消毒はもちろん、活動時間の短縮や活動内容の見直しや制限をすることでご利用者様の安全確保に努めています。様々な制約のある中でも試行錯誤をしながら、ご利用者様の心身の健康維持と余暇の充実に繋がる活動を引き続き行って参ります。
ちぎり絵のうちわ
こんにちは、ACT 齋藤です。
水無月・六月。通勤路の田んぼには一面に苗が植えられ、夜になるとカエルの大合唱が辺りに響き渡っています。
蒸し暑くなる季節に先駆けて、指扇では先日『ちぎり絵のうちわ』を制作しました。うちわ作りのキットを用意し、予め両面にはスパッタリングとラベリングをしておきます。ご利用者様には和紙のちぎり絵に取り組んで頂きました。まずは図柄を選ぶところから。
季節の果物、サクランボ・ビワ・夏ミカン・ブドウの4種類の図案から選んで頂きます。見本や写真をお見せすると、「美味しそうね」「これは何だったかしら?」「どっちにしようかしら…」と皆様興味津々でご覧になり、おしゃべりに花を咲かせながら図柄を決めていきます。
和紙には果物の形が下書きされており、ご利用者様には、水で濡らした綿棒で下書きをなぞって頂きます。水で濡らした和紙は指でちぎり易くなっていますので、片手で作業をされる方も職員と一緒に和紙をちぎって頂けます。和紙の鮮やかな色合いと感触をゆっくりと楽しんで頂きます。
果物の配置を自由に決めて頂き、うちわ紙にのりで貼り付けていきます。見本を見ながら黙々と進められる方、手順を職員に尋ねながら試行錯誤される方、職員と息を合わせて共同作業をされる方…皆様ご自分のペースでゆったりと作品を作り上げていかれます。
仕上げに、お名前の一文字を消しゴムスタンプで押印します。
“落款”を押す緊張の一瞬。その後には「できた…!」にっこり笑顔に。
完成したうちわ紙を本体に貼り付けると、皆様早速ご利用くださいました。ご自分で作られたうちわでゆったり扇いでいらっしゃるお姿に、私たち職員もゆとりのひとときを頂けた思いです。1枚1枚にご利用者様の個性が表れている『ちぎり絵のうちわ』。ロビーには涼やかな風情に包まれています。
面会制限のある中で・・・・
こんにちは。緑水苑指扇 生活相談員の相川です。
「よく出てくるなぁ・・・・・」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、
「緑水苑指扇」のブログ担当として、ほぼ1週間に1回ほど登場させていただきますので、
「またか~!」と思われず、お付き合いのほど、よろしくどうぞお願い申し上げます。
さて、昨年よりすっきりしない「新型コロナウィルス」の影響で、
ご利用者様とのご面会もままならない状態です。ご家族様にはご不便、
ご迷惑、ご心配をおかけしており、大変申し訳ございません。
現在は「1日3組 15分程度」と限定の上、
ご予約によるご面会の機会を設定させていただいております。
これは、そんなある日のご様子です。
ご面会にいらっしゃった方が、1階ロビーにあるピアノをご利用者様の為に演奏してくださいました。
ピアノの優しい音色、そして心のこもった素敵な演奏に、ご利用者様は笑顔で聴き入っていらっしゃいました。
制限のある中、短い時間ではありますが、ご利用者様にとってはとても楽しく、
その時間を心待ちにされているひと時だと思います。
1日でも早く、ごゆっくりとご面会の時間をお楽しみいただける日が来ますことを、心よりお祈りするばかりです。
☆ひばり・こまどり喫茶店☆
こんにちは!ACT岩田です。
6月に入り、そろそろ梅雨本番となりそうですね。
少し時間が空いてしまいましたが、緑水苑指扇では5月23日(日)に
ひばり・こまどりユニットを対象に喫茶指扇が開催されました!
コーヒー、紅茶、緑茶にカルピス、本日の手作りデザートは
「白あんの羊羹の白桃ジュレ乗せ・抹茶のパウンドケーキ」
名前だけでもとっても美味しそうですね☆
「本日のデザート」
影が入ったりアングルが微妙だったり、
カメラの技術をもっと磨かないとですね…
テーブルフラワーにはバラやイチゴの葉など可愛く飾られ、
さりげなく置いてあるお花が
お食事に特別感を与えてくれますね。
では喫茶の様子を写真でどうぞ!!
「デザート待ち」
「先に一杯やってるよ!」
「コーヒーはミルクのみで!!」
「あっという間になくなっちゃう!」
「とっても美味しいわ☆」
とこんな感じでペロリと召し上がって下さいました!
パウンドケーキも人気でおかわりをされる方もいらっしゃいましたよ。
ユニットへ戻る際には恒例のアーチをくぐって、、、
「もう終わりなの?」
「ごちそうさま」
「このお花と写真撮りたいわ」
「食べすぎちゃったわ」
「たまにはいいですね☆」
「また来るよ」
できる事にも制限がかかり、思うような活動が提供できませんが
お戻りの際には「また来たい」「楽しかった」とうれしい言葉が聞こえ、
そんな声を聞いてしまうと感染症対策をしっかりしてまた次回も開催したいと思えますね。
なかなか外出できない中でも少しでも皆様に楽しんで頂ければと思います。
応援よろしくお願いします!!
入浴の時間のハナシ
こんにちは!「あざみ・すみれ」ユニットです。
ご家族様には、面会制限等、ご心配、ご迷惑をおかけいたしました。
おかげさまで、「あざみ・すみれ」ユニットご入居者様全員、第1回目のコロナワクチンを
無事、受けていただくことができました。感謝!です。
引き続き、皆様のご体調の様子、衛生管理等、職員一丸となって頑張ります!!
もちろん施設の中で、リハビリ、レクリエーションなど頑張ってくださっています。
ところで・・・皆様の大切なひと時、入浴の時間のハナシです。
入浴委員会の今年のテーマは、「安心・安全・安らぐ入浴」です。
「清潔にするために入らなくっちゃ」・・・ではなく、もっと「ホッとする」ような・・・
「安らぐひと時」になったら・・・そんな思いがこめられています。
皆様の入浴の時間にはいつも楽しい音楽をかけていますが・・・そもそも、皆様が
お好きな音楽ってどんななんだろう?・・・お風呂で聴いてみたい曲ってあるかしら?
「安らぐ入浴のひと時」・・・「この曲がかかっていたら嬉しいな!」いう曲がもしあったなら・・・。
そんな思いで。入居者様皆様にインタビュー開始!!
―「星影のワルツ」がいいね。
― 歌なら何でも好き!ああ、生まれ故郷の函館の歌だとなお、いいね。
そしたら、うれしいべさ
― 昭和の歌謡曲。懐かしい歌がいいな。
― 事実はね、クラッシックが好きなのよ。モーツアルトでもなんでも・・・。
明るいのが聴きたいな。
― 騒がしくない、静かな曲がいいね。ジャズもいいね。
女の人がしみじみうたうのが好きなんだよな。大月みやこ、大好きだなぁ・・・。
出るわ出るわ、歌への熱い想い。一生懸命訊いてメモさせていただきました。
「とにかく、昔の曲が聴きたいよね。田舎の民謡も好きだね。
僕は鹿児島県なんだけどもさ、悲しい感じの曲が多いよね。なんでなんだろうね。
でも、ふるさとの歌が聴きたいね。それでお風呂に入るって、いいよね」
「やっぱり青森の歌がいいかな。お風呂に入りながら音楽聴くなんて、そんな贅沢、昔じゃかんがえらんねえね。
いい時代になったね。働いて働いて、お風呂のお湯さ こしらえるのもにもひと苦労。大変だったねぇ、昔は・・・」
色々なお話を深くお伺いできて、本当に、本当に良かったです!
皆様の「安らぐひと時」に合わせて音楽編集、只今、頑張って作業中です!!
みなさん、喜んで下さると本当に嬉しいなぁ・・・。
以上、「あざみ・すみれ」ユニット、介護の田川でした。
せらっぴの丘・新着情報♪
みなさんこんにちは。ACT/小林です♪
6月に入りましたね。
雨の多い季節となり、緑水苑指扇・せらっぴの丘の草花たちは元気に成長を続けています。
少し前まで咲き誇っていたバラたちはお休みの時期に入り、他の花たちに選手交代です。
梅雨時期の主役と言えば、やっぱり紫陽花ですね。
こちらは真っ白な柏葉紫陽花。
私たちがよく見る紫陽花と比べると、少し変わった形をしています。
そしてこちらがみなさんよくご存知の紫陽花です。
みずみずしい青が綺麗ですね。
こちらはメラレウカ。
小さな線香花火のような花がとてもかわいらしいですね。
みなさんはこのお花、何に見えますか?
少し花の最盛期がすぎてしまったので、わかりにくいかもしれませんが・・・
赤い服を着たミッフィーちゃんに見えませんか?
この花はチェリーセージのホットリップスという品種で、花の最盛期は花弁の下の赤い部分がもっと多いので、よりミッフィーちゃんらしく見えるそうです。
次はこのふわふわの花。
グレイススモークツリーと言います。
思わず手で触れてみたくなりますね!気になった方はぜひせらっぴの丘にお越しください!
さて、この怪しげな実は・・・
ニゲラという花の実です。別名クロタネソウとも言うそうです。
初めてこの実を見た時、とってもおもしろい形をしているので思わず見入ってしまいました。
実を触ってみると、中は空洞のようで、プニプニとした柔らかい感触でした。
背後にうっすら見える白や青の花がニゲラの花で、花はとっても可愛らしいんですよ!
今日ご紹介した花はほんの一部で、せらっぴの丘では他にもたくさんの花が楽しめます。
ご来苑の際にはぜひお立ち寄り下さい☆
ACT/小林
田植えの準備始めてます
こんにちは!
ACT新井です☆彡
桜が咲くのが早ければ
梅雨入りも早い様な今年の気候
沖縄、中国四国地方の梅雨入りに
関東もそろそろ仲間入りしそうですね
さて
指扇では今の時期
園芸班が大忙しです
理由は…
土!!!
この土はただの土では無く
お米農家さんから分けて頂いた
本物の田んぼの土になります
ACT園芸班は
緑水苑恒例
「お田植」の準備の真っ最中
この土を
トロ船に開けると
適宜水を入れ
土のダマを潰します
緑水苑の田んぼは
小さなバケツの中になりますが
この作業は
代搔き(しろかき)と呼ばれ
稲を育てる為に大事な工程となります
【代掻きとは】
代掻きとは、田に水をはって土を細かく耕し、表面を平らにならす作業です。
田の状態を整えることで田植えをスムーズかつ確実にでき、苗の成長を助け、その後の田の管理をしやすくすることを目的としています。
うまく代掻きできた田は水の管理がしやすく、雑草も少なくなり、稲が良く育ちます。
※農地コンシェルジュより引用
水が少なくなってしまったバケツの土も
掘り起こし
耕します
水を絶やすと土が固くなってしまうので
日々、バケツの管理が必須です
「何してるの?」
「お手伝いするよ」
犬達も興味津々
土の状態は良さそうです( ´∀`)bグッ!
そして…
週末に
苗が届きました
その名も「五葉錦」(←勝手に命名しました)
見て下さい!この青々とした元気の良い苗達
これで準備万端です☆
田植え本番まであと少し
「田植え頑張れー🐕」
田植えの様子はまた、後ほど…